子供の好奇心を育てるには?

知的活動の根源は『好奇心』
子供が『自発的に学習する習慣を身につける』ためには、親が環境を整えてあげることが大事だと前回お話しました。学習する習慣が身につけば、子供自身が自発的に学習へ取り組んでいきます。
ただ、1つだけ、注意が必要です。
自発的に調査・学習をするといった知的活動の根源には、『好奇心』という感情がベースにあります。その『好奇心』という感情を育てていくことが、子供が自発的に学習へ取り組む根源となるのです。
今回は、子供の好奇心を育てる方法について触れたいと思います。
子供の好奇心を育てる方法
子供は、初めてのことや不思議なことが大好きです。
好奇心を刺激されると、子供は何も言わなくても自発的に学習・研究するようになります。
例えば、子供に手品を見せた時のリアクションが良い例です。
子供に単純な手品を子供に見せる
→こちらが嬉しくなるくらいビックリしてくれる
→子供から手品のタネを積極的に聞いてくる
→子供が見よう見真似で手品を練習し、手品を披露する。
子供は、興味があるモノ(恐竜、ゴレンジャー)や身近なモノ(車、食べ物)に強く関心を持ちます。それらに対して、子供がビックリするような答えを持つ会話を投げかけることで子供の好奇心を掻き立てられます。
次に、好奇心が刺激される会話とは、どんな会話かについてお話します。
子供がビックリするような答えを持つ会話
会話① 恐竜は、なんでみんな死んでしまったの?
→原因は、巨大な隕石が地球にぶつかったから。
上記の原因だけ言うと、子供は誤解したまま終わります。
なぜなら、上記の原因だけ言うと『恐竜が隕石につぶされて死んじゃった』 と誤解したまま終わってしまうからです。(笑)
ですから、 隕石がぶつかると何で恐竜が死んでしまうのかを論理立てて説明しないといけません。
隕石が衝突⇒煙が舞いあがり太陽が地面に届かなくなる
⇒植物が光合成できず枯れる⇒植物食恐竜が飢えて死ぬ
⇒肉食恐竜が飢えて死ぬ
会話② なぜ空は青いの?
→青く見える原因は、『太陽光の特性』と『人間の目の特性』です。
太陽を見ると白く見えるが、実際は7色で構成されています。
青と紫の光は、波長が短く、空で散乱するので空に滞留し、地面に届かない。
一方で、赤や黄など他の光は、散乱せず、空を素通りして地面まで届くので見えない。
青と紫の光が空に残りますが、人間の目には紫の光が見えずらい構造になっているので、人間の目は空を見ると、『青く見える 』 のです。
上記の説明をすると『夕焼けは何で赤いの?』という会話にもなりますので、 親の方もきちんと事前勉強が必要です。
まとめ
自発的に学習をするといった知的活動の根源には、『好奇心』という感情がベースにあります。親の我々が、きちんと子供の特性を考えながら、子供の『好奇心』を刺激していくことが大切です。そして、子供の『好奇心 』 を刺激するためには、親も日々の学習が必要です。